Q:JBICについて、ご意見を聞かせて下さい。
ダワン・チャントラハサディーさん:JBICは被害住民の意見を聞きません。住民の言うことを信じないのです。クロンダンの汚水処理施設建設(「サムットプラカン汚水処理プロジェクト」)では、汚職にしても、建設費用がかかり過ぎることにしても、環境に対する悪影響にしても、私たちの言うことを信用してくれませんでした。日本にまで行ってJBICの責任者とも話しましたが、関心を示してもらえませんでした。JBICは、タイ政府に確認をして、政府の一方的な説明を聞くだけで、「問題なし」と片付けてしまったのです。そして、問題が顕在化し、被害が起こって、否定のしようがなくなったら、今度は責任を取らないのです。私には、JBICがクロンダンの問題で、責任を感じていないとしか思えません。
Q:JBICはどうしてそのような対応しかできないのだと思いますか?
ダワンさん:(自分の頭を指差して、苦笑いをしながら)きちんと考えてないんでしょうね。環境保全や住民参加の問題を、プロジェクトを審査する際に初めからきちんと考えてほしいものです。住民が異議申立てできることも大切です。
Q:サムットプラカン汚水処理プロジェクトの頃と違って、JBICは新環境社会ガイドラインを制定し、今では異議申立て制度もありますよね。
ダワンさん:ええ、知ってますよ。でも、まだ異議申立ての例がないんでしょ?だったら、住民のためになると証明できてないじゃないですか?ゲンコイ第2火力発電所とか、JBICの融資プロジェクトがタイでもまだ問題を起こしているわけだし、新ガイドラインが有効かどうかは分かりません。それは、JBIC自身が証明すべきです。

ダワン・チャントラハサディーさん
詳しくは、未完成のまま野ざらしになった東南アジア最大の汚水処理施設を参照下さい。
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