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激烈な反対運動によって中止に追い込まれたタイの石炭火力発電所


JBIC業務分類:国際金融等業務

関連日本企業など:電源開発と三井物産関連会社(事業者の親会社に出資)、日本貿易保険(付保を検討)

タイ南部プラチュアップキリカン県に計画されたボーノーク石炭火力発電所は、やはり同県に計画されたヒンクルート石炭火力発電所とともに、地元住民の激しい建設反対運動にさらされました。JBICが公式には「融資は白紙の状態」としながら実は内々に検討を進めているとの情報がもたらされたり、当時の在タイ日本大使がタイ政府に計画推進の圧力をかけるなど、日本政府はあの手この手で計画実現を画策しますが、2002年5月にタイ政府が「当面、電力は十分である」との声明を発表したことで、両発電所とも建設中止となりました。

しかし、発電所建設計画が生み出した地元住民間の対立はその後も癒されることなく、2004年にはボーノークの反対住民リーダーが射殺されるという悲劇が起こりました。また、発電所計画自体は燃料・建設地を変更したまま存続し、ボーノーク発電所は「ゲンコイ第2複合火力発電所」として生まれ変わります。同発電所も再び現地で問題を引起しますが、JBICは2005年11月にこの発電所への融資を決定してしまいます。

2002年1月、小泉首相訪タイに際して発電所建設反対を訴える住民たち

詳しくは、メコン・ウォッチのウェブサイトを参照下さい。


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